IBM 眠そうな人にコーヒー届けるドローンの特許

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IBMが眠そうにしている人のもとへコーヒーを届けるという特許を取得した。
義務で参加した立食パーティーの際、退屈で眠たくなってしまう、しかし寝れない。
目を覚まそうにもコーヒーを入手するのは、中盤だと用意されてなかったりと難しい。
そんな状況でもコーヒーが届くような技術を考案し米国特許商標庁へ出願し「DRONE DELIVERY OF COFFEE BASED ON A COGNITIVE STATE OF AN INDIVUDUAL」として登録された。

参考

特許の中身

この特許は、ドローンのような無人航空機(UAV)を使い、
眠気覚ましになる飲み物を欲している人に届ける技術を説明したもの。
請求項(クレーム)の内容は限定的であり、人が集まっている状況において、そのなかの眠そうな人に向かって飲み物を届けるというアイデア

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眠気を感じているかどうかは、UAVに搭載されているセンサからの情報を解析して判断する。
センサで計測するデータとしては、心拍数、血圧、瞳孔の状態、呼吸数、体温、呼気に含まれる化学物質、顔の表情がクレームで挙げられている。
こうしたデータから眠いと感じているであろう人を抽出し、届ける飲み物は、
眠気を忘れさせるような刺激を与えるものとしているが、第5クレームには「coffee(コーヒー)」に対する言及がある。

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感想

ドローンを使って、人間の状態(これは眠気)を察知して、動作するというのはとても多くの物事に活用できる考え方だなぁという感想。
また、仮にドローンの判断が間違ってしまったとしても、眠くない人の元にコーヒーが届くだけなため
特に人間サイドにも問題があるアクションにつながらないというのが特に良いポイントだと思う。

ただ、これはドローンという大きな物体が急に話をしている隣の彼の元へやってきたら、
ドローン・人間間では「コーヒーが届く」という事象だけで済むかもしれないが
人間同士ではあまり好ましくない心境や、状況になりかねないというのが懸念ポイントであると思う。

立食パーティーという場のみで考えるなら、ドローン自ら渡す人は一人でいる状態でなければならない。
またもっというならば、立食パーティではなく、
他に眠くても寝てはいけないようなシーンでの活用のほうが人間の亀裂の問題として良いのではないかと思った。
(例えば、大学のどうでもいいような講義とか、無駄な会議とか・・・w)